• 「月経が遅れている」、「妊娠したかもしれない」と思ったら、はやいうちに妊娠検査や産婦人科の受診をしましょう。
• 日本では薬局(ドラッグストア)で妊娠検査薬を買うことができます(値段:500〜1,000円)。自分で、妊娠検査薬を買ってチェックして、陽性なら産婦人科という手順が多いです。
• だいたい、妊娠に気づいた頃には5〜6週になっています。産みたいときは、妊娠中に何を気を付けたらいいか、早めに知っておきたいですし、妊娠の届を出せば、いろいろな助けが受けられます(詳しくはP60のコラム3.3)日本で出産するときめたら、何をすればよいですか?参照)。
• また、産むことができないときは、妊娠22週未満(21週6日)まで人工妊娠中絶ができます。日本では、中絶する女性や医者を罰することはありません。産婦人科で、安全に中絶できます(詳しくはP61のコラム3.5)産みたくないときは、どうすればいいですか?参照)。
• 妊娠をしたかもしれない、妊娠をしたけどどうすればいいか分からないときは一人で悩まないで、すぐに相談をしてください。
QRコードのFACEBOOKからMESSENGERで相談(最初は日本語ですがベトナム語も通じます).
思いがけない妊娠をして悩んでいる方を対象とした全国のにんしんSOS相談窓口を掲載しています。
日本での妊娠・出産について
妊娠をしてもはたらくことができますし、日本で出産することもできます。日本では、妊娠・出産を理由に会社をやめさせてはいけない、という法律があります。妊娠や出産をしながら働く女性を、法律で守っているのです。外国人技能実習生が妊娠してもこの法律で守られます(技能実習手帳P29にも書いてあります)。 困ったときは、相談してください。
* 外国人技能実習機構(ORGANIZATION FOR TECHNICAL INTERN TRAINING: OTIT) 技能実習生手帳(ベトナム語版)
• 日本の法律では、妊娠22週未満(21週6日)まで人工妊娠中絶できます。
• 日本の法律で認められている中絶の方法は、手術です。入院しなくてもいい場合も多いです。中絶手術は、妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法がちがい、女性のからだに与える影響にもちがいがあります。もし中絶をするなら、はやく決めるほうがからだへの負担は少なくなります。
• 中絶手術には保険がつかえません。クリニック・病院によって違いますが、妊娠初期の場合で10万円前後となります。妊娠中期で入院が必要となる場合は、入院費について事前に病院に確認してください。
• 中絶をしたあとに、からだやこころにいろいろな変化が出ることがあります。
* からだ…中絶のあと、出血が長く続いたり、つぎの月経がくるのがはやくなったり、遅れたりすることがあります。
*こころ…悪いことをしてしまった、という気持ちから、気分が長いこと落ち込むことがあります。また、妊娠がわかって中絶を決めるまでのあいだに、パートナーが信じられなくなってしまう女性もいます。
• これらの変化は、誰に起きても不思議はないことです。心配なときは、産婦人科や、こころの相談ができるところに、まよわず相談しましょう。
• 出身国から中絶の薬を送ってもらったり、自分で持ちこんだ薬を飲んで中絶すると、日本の法律で罰せられます。
また、医師の診察をうけずに薬を飲んで中絶するのは危険です。
• 困ったときは、すぐに相談をしましょう。
<男性へのメッセージ>
もし、彼女と話し合って中絶を選択したら、彼女を支え、一緒に乗り越えましょう。
すぐに相談をしてください。医師に相談をせずにあなたひとりで出産をした後に子どもが亡くなったら、日本の法律で罰せられる場合があります。妊娠が分かったらどんな場合でも医師に相談しましょう。
* 日越ともいき支援会 ホームページ(日本語)
QRコードのFACEBOOKからMESSENGERで相談(最初は日本語ですがベトナ
ム語も通じます)
この説明は役に立ちましたか?
満足
残念
3 評価
2 件
1 件
件のコメント
評価