性感染症はどのように予防すればいいでしょうか?

• 好きな人が病気を持っていると考えたくないかもしれないけれど、もらわない、相手にうつさないためにもセックスをする時は必ずコンドームはつけましょう。
• コンドームにくわえて、この人、と決めた一人の人以外とセックスをしない、直接のオーラルセックスは行わないようにするなどで、性感染症をもっと予防できます。
• 知らないうちに、性感染症にかかっていることもあります。はじめてセックスをする前に、お互いに性病等の検査をすれば、知らずに大切な人に性感染症をうつさないですみますし、自分の性感染症も治せるので、おすすめです。
• なお、ピルは避妊のためのものなので、飲んでいても性感染症の予防はできません。

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コラム:子宮頸がんと日本の子宮頸がん検診について

• 子宮頸がんは、子宮の入り口(子宮頸部) 近くにできる女性のがんです。
• ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
• 子宮頸がんは、すべての女性に起こりうる病気です。このウィルスは、主にセックスにより感染します。ごくありふれたウイルスで、セックスの経験がある女性なら、誰でも1度はこのウィルスに感染すると言われています。
• ウィルスに感染した子宮の入り口ががんになるまでには、長い年月がかかります。ウィルスはそこにずっといて、ゆっくりとその場所をがんに変えていくのですが、そこががんになる前や、がんになってすぐのときは、自分でもわかりません。
• 子宮頸がんは予防できる病気です。このウィルスが子宮の入り口に住み着かないようにするワクチンがあります。このワクチンは、はじめてのセックスをする前、つまりウィルスがあなたの体に入る前に打ちます。ただし、ワクチンで100%予防できるわけではありません。ワクチンを接種した後も、定期的に検査してみてもらうことが大切です。
• ワクチンを打つ前にセックスをすでに経験していても、定期的に検査に行って子宮の入り口を見てもらい、がんやがんのなりかけをはやく見つけて、ちゃんと治療すれば、ほぼ100%助かります。
• 定期的に子宮の入り口を医者に検査してみてもらうことを、「子宮頸がん検診」といいます。日本では、住んでいる市町村で、子宮頸がん検診を実施しています。無料または、とても安い値段(500円くらい)です。20歳以上の女性対象(2年に1回)です。

子宮頸がん検診をいつやるか、どうやって申し込むかなどは、住んでいる市町村で決めています。住んでいる市町村の役所や、保健所や保健センターにきいてみましょう。

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産婦人科や泌尿器科ってどんなところ?
泌尿器科は、男性の身体について、なんでも相談できるところです。
どんなときに泌尿器科に受診したらいいの?
こんなとき

• 性器が腫れている

• 性器がヒリヒリする
• 性器にブツブツができた
• 性器から膿のような粘液が出る
• 下着に見慣れない汚れが付着するようになった
• おしっこをする時に痛みや変な感じ(しみる、熱く感じる)がある
• 性器周辺に痒みがある など。
泌尿器科では、おしっこの検査があります。また、お金を払ってセックスを楽しむお店に行ったか、パートナー以外とセックスをしたか、それはいつだったかを聞かれます。あなたが打ち明けたことを、医者は誰にも言いません。医者が、あなたの病気が何なのかを考えるのに大事な情報なので、秘密にせず、正直にこたえましょう。また、性器の診療があるかもしれません。恥ずかしがらずに診察をうけましょう。

産婦人科は、女性の身体について、なんでも相談できるところです。
どんなときに産婦人科を受診したらいいの?
こんなとき:

月経 : 月経がとまった、周期がバラバラ、月経のときにとても痛い 。
帯下(おりもの): おりものが増えた、においが気になる、色がついている 。
不正出血: 月経以外の時期に血がでる、セックスをする時に血が出る 。
痛み: 月経以外にも、お腹の下の方が痛い、おしっこをするときや便をするときにいたい、セックスをする時に痛い、ちょっとしたことで腰が痛い、いつもお腹の下の方がジクジクと痛い 。
腫れ物 : おなかが張る、おしっこや便がでにくい、おしっこに何度も行く、太ったと感じる 。
外陰部(がいいんぶ): おしっこや月経血がでてくるあたりに、何かできている、かゆい、痛い 。
最初の問診で、セックスの経験を聞かれることがあります。恥ずかしいことはありません。正直に伝えてください。セックスの経験がない場合は、性器の診察に工夫をしてもらえます。
初めてみてもらうときは5000円くらいかかります。「お金がないから産婦人科に行かない」ではなく、「今日持っているお金でみてください」と言ってください。

日本の産婦人科できかれること(ベトナム語編)

STDの場合は、必ずパートナーも一緒に検査を行い、必要があれば治療を受けましょう。
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